2004年 07月 12日
猛スピードで僕達は・・・。 |
高1の夏。半年ぶりに天ぷら屋の息子と再会する。
これが全ての物語の始まり。
数日後、天ぷら屋の息子と同じ高校の爽やかなまゆ毛の太い普通の男と会う。一発でお互いがお互いにハマった。
そしてここから何かが猛スピードで動き始まる。
ひょんなことからフットサルの試合が決まる。最低5人必要だ。あと2人・・・。そこで天ぷら屋の高校の友達のデブ声のギタリストと、僕の高校の友達の足が臭いイケメンが合流。全員が全員にハマった。
これで主な登場人物が揃う。
猛スピードで僕達は20世紀の最後を駆け抜けていた。恋愛、夢、現実、先生、将来、親・・・。いろんなものにぶつかって笑い飛ばした。
誰かが女子にフラれたら、みんなで笑ってやった。一緒にヘコむことなんかに意味がなかった。そいつの前では笑ってやり、いないところでみんなで泣いてやった。
みんな夢を持っていた。天ぷらと僕は漫才師。爽やかなまゆ毛の男はカメラマン。デブ声のギタリストはプロのミュージシャン。足臭イケメンは介護士。
こいつらが普段何してるかなんか気にならなかった。メールも電話も意味なんかなかった。別に気に入られようなんか思わなかったし、どうでもよかった。ただ、誰かになんらかな事件が起きたらみんなで集まって応援したり泣いたり笑ったりした。そんな関係。
終わりは・・・気づけばそこにいた。卒業。
天ぷらと僕は、大阪で賞を取り東京の事務所へ。まゆ毛の男はプロのカメラマンになるために有名な東京の専門学校。この3人は上京。
残りの2人、デブ声のギタリストは大阪に残りバンド活動。足臭イケメンは介護士の資格を取るため大阪の専門学校へ。全員が当たり前のように夢を現実に変えるため動いていた。
猛スピードで僕達は、ど真ん中の青春を駆け抜けた。
卒業から3年。天ぷらと僕は今も舞台に立っている。爽やかなまゆ毛の男は、業界大手の会社に入ってカメラマンとしての腕を磨いている。デブ声のギタリストは、音信不通...でも風の噂でバンドを続けているらしい。足臭イケメンは資格を取り立派な介護士なった。
今は、もう5人で揃うことはないだろう。
本当に家族みたいだ!なんて笑っていたことを思い出す。
そういえば、僕達はこの5人の集まりのことを「ファミリー」と呼んでいた。
おわり
これが全ての物語の始まり。
数日後、天ぷら屋の息子と同じ高校の爽やかなまゆ毛の太い普通の男と会う。一発でお互いがお互いにハマった。
そしてここから何かが猛スピードで動き始まる。
ひょんなことからフットサルの試合が決まる。最低5人必要だ。あと2人・・・。そこで天ぷら屋の高校の友達のデブ声のギタリストと、僕の高校の友達の足が臭いイケメンが合流。全員が全員にハマった。
これで主な登場人物が揃う。
猛スピードで僕達は20世紀の最後を駆け抜けていた。恋愛、夢、現実、先生、将来、親・・・。いろんなものにぶつかって笑い飛ばした。
誰かが女子にフラれたら、みんなで笑ってやった。一緒にヘコむことなんかに意味がなかった。そいつの前では笑ってやり、いないところでみんなで泣いてやった。
みんな夢を持っていた。天ぷらと僕は漫才師。爽やかなまゆ毛の男はカメラマン。デブ声のギタリストはプロのミュージシャン。足臭イケメンは介護士。
こいつらが普段何してるかなんか気にならなかった。メールも電話も意味なんかなかった。別に気に入られようなんか思わなかったし、どうでもよかった。ただ、誰かになんらかな事件が起きたらみんなで集まって応援したり泣いたり笑ったりした。そんな関係。
終わりは・・・気づけばそこにいた。卒業。
天ぷらと僕は、大阪で賞を取り東京の事務所へ。まゆ毛の男はプロのカメラマンになるために有名な東京の専門学校。この3人は上京。
残りの2人、デブ声のギタリストは大阪に残りバンド活動。足臭イケメンは介護士の資格を取るため大阪の専門学校へ。全員が当たり前のように夢を現実に変えるため動いていた。
猛スピードで僕達は、ど真ん中の青春を駆け抜けた。
卒業から3年。天ぷらと僕は今も舞台に立っている。爽やかなまゆ毛の男は、業界大手の会社に入ってカメラマンとしての腕を磨いている。デブ声のギタリストは、音信不通...でも風の噂でバンドを続けているらしい。足臭イケメンは資格を取り立派な介護士なった。
今は、もう5人で揃うことはないだろう。
本当に家族みたいだ!なんて笑っていたことを思い出す。
そういえば、僕達はこの5人の集まりのことを「ファミリー」と呼んでいた。
おわり
by summitclub
| 2004-07-12 01:18